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早春のソウル1 ----- Original Message ----- おばんです、弘前の石田です。 私の高校の同級生にA君と言う男がいます。 彼は、大学を出てから仙台でサラリーマンをしていたのですが、28歳のときに、仕事中の交通事故で両眼とも失明してしまいました。 当時、上の娘はまだ3歳か4歳。奥さん(中学の同級生、恋女房)の嘆くまいことか。夫の入院中、奥さんが毎日泣いて暮らしていたところ、娘の「ママ、そんなに泣いてばかりいてもパパは喜ばないよ」との一言で目が醒め、夫婦とも積極的に生きることに決めました。 彼はその後、リハビリに努め、鍼灸マッサージ師の資格を取り、故郷の弘前で開業しました。早速、弘前JCに入会してもらい、最後は副理事長まで勤めました。もう2〜3年早く入会していれば、日本JC初の(多分)全盲理事長が誕生していたところでした。 目が見えないとどうしても運動不足になるため、彼はマラソンを始め、平成7年の年にはホノルルマラソンにも出場しています。私は通訳兼ガイドで同行しました。彼は42キロ余りを6時間半で完走しました。 昨年の暮れのある忘年会の帰り(A君はハンデをものともせず、可能な限り、あらゆる会合に出席する)、とあるスナックで二人して飲んでいるとき、A君がしみじみと語り始めました。 なぁ、石田、お互い50の坂を越えたなぁ。 と言う訳で、懇意の旅行社に相談してみると、6人まとまれば専用バスと運転手とガイドをつけます、とのこと。そこで、共通の友人達に声をかけると、ファミリーも含めてあっという間に総勢11人に膨れ上がってしまった。A君の人気の程が分かろうというもの。 ![]() 《左から石田、A君夫妻、高校後輩のI君。私の顔が黒く映っていますが、これはフラッシュの加減でほんとは私は色白なのです。》 かくして、A君をソウルに連れていく会会員一同はさる2月25日金曜日の朝、青森空港へと向かったのでした。 to be continued |
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